最近よく聞く代替医療とはなに?

代替医療とは、一般的な西洋医学に頼らない治療法のことです。医療費の負担増や西洋医学では原因がわからない病気へのアプローチ、薬の副作用などの問題解決のための治療法として補助的に採用されています。代替医療では、薬に頼らずに個人の自然治療力を高めて体質改善を行う治療法を取っています。病気の予防や症状の回復に効果的です。

近年、そんな代替医療が人気となっています。その理由は、原因がわからない病気が増えてきているからです。もちろん病気には名前がついていますが、なにが原因でそうなったのかを突き止めることはきわめて難しいと言わざるを得ません。なぜなら、現在の細分化された診療科目では、身体全体をくまなく見ることができないからです。

最先端の医療技術や医学知識をもちいた高度な治療は、とてもひとりの医師では対応しきれないため、専門科を多くつくることで対応しています。そのため、専門医は特化した専門知識を持っていても、ほかの分野についてはあまりくわしくなく、病気の症状に対する対症療法しかできません。代替医療は、こうした医療機関では原因がわからずに治らない病気や薬の副作用が強すぎて私生活に影響が出るなどの場合に効果をみせます。

代替医療といってもその数は多く、近代西洋医学に含まれない治療法はすべて代替医療といわれており、100種類以上あるとされています。日本の健康食品やサプリメント、鍼治療も代替医療のひとつです。このように世の中に多く存在する代替医療の中で、自分に合ったものを探すことが大切といえるでしょう。